10年後の日本から考える日本の子供達の未来
10年後の日本から考える日本の子供達の未来
これまでの記事では
1「グローバル化は止まらないこと」
2「日本人から外国人に雇用がシフトしている現状」
についてお伝えしました。
本日のテーマは「未来の日本」についてです。
前回同様、少し固めの内容になりますが、必ずお子様の将来に
役立つ内容ですので、集中して読み進めて頂ければ幸いです。
では参ります!約2分で読了できます。
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目次
1.10年後の日本
2.ローリスクミドルリターンのモデルはどこへ?
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1.10年後の日本
ここ最近「EU経済危機」が紙面をしきりに賑わせていました。
世間一般には、「なんだかんだいってEU危機なんて日本は関係がないんじゃ?」 と思っている方もいるみたいです。
それは誤りです。
何故ならグローバル化の下で世界が一つになりつつあるからです。
世界中の国が共通のある一定の共通のルールの基に金融自由化を進め、
ITの発達により情報システムの統合が驚異的なスピードで進んでいます。
巨大企業が世界を市場や投資先として苛烈に競争をする一方、
政府は資本への規制力を弱体化させ、
短期の資本移動や為替の投機的取引に対する統治能力が弱まりました。
・・・すみません。少し難しい話になってしまいました。
何が言いたいかというとグローバル化が進むと、もう政府は今までのように個人を守ってくれる可能性は低くなる。
ということです。
良い大学に入ったからといって、そこで怠けていては直ぐに他国のライバルに追い抜かれてしまいます。
英語も話せて、母国語も当然話せる優秀な外国人と直接競争していかなければならない時代なのです。
既に世界中で「外国人労働者に仕事を取られてしまった」人が続出しています。
昨年、ノルウェーではグローバル化に対抗する人間のアピールが、テロリズムという思わぬ形で現実の物となってしまい、何十人もの若者が命を落としました。
それでも依然として世界は変わらず回っています。
確かに、このように「グローバル化」は資本の支配の暴走であり、
貧富の差を拡大し、環境と固有文化を破壊するというネガティブな流れであるという意見もあります。
しかし、一度動き出した流れを止めるのには膨大なエネルギーが必要なのが自然の法則です。
グローバル化が止まることはありません。
誰かに依存してもOKな時代は終わりを迎えようとしています。
政府や会社はこれを誤魔化してきてきましたが、もはや隠しきれない状況です。
肩書きや、大学の名前だけで、ぬくぬくと老後まで生活できる旧体制は崩壊しかけています。
「就職がない・・」 「仕事がない・・」 「車を買うお金がない・・」
ニュース番組や雑誌の特集はこんな話題ばかりです。
その煽りを食らうのはだれでしょう?
【若者】です。
現在企業で重要なポストについている高齢の方々ではなく、
子供達です。
私自身もその中【若者】に恐らく入っているでしょう。